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【比較】主要政党の選挙ページ

今日はいよいよ参院選。 SNSのタイムラインにはこれでもかというくらい三宅洋平さんが流れてきて、そのうねりの大きさに驚く。前回の17万票を超え25万票くらいかましてしまいそうな勢いだ。ちなみに今年のAKB選抜総選挙のTOP得票数が約24万。 今回から選挙権年齢が18歳に引き下げられるとあって、日本の選挙もいよいよwebコミュニケーションやイメージ戦略が重要性を帯びてきている。とはいえ投票者としてはイギリスの教訓も踏まえて、表面的なテクニックのみに左右されず、しっかり政策やその実現性に一票を投じたいところだ。 ということで今回は各党の選挙ページを巡るついでに簡単にページを比較してみた。対象は衆議院で議席のある上位7党。

(Source : 選挙ドットコム【3分でわかる】全政党の政策比較まとめ!) 資金力はどこもあるのだろうけど、第1党はあの広告代理店で第2党はあそこで、そうなると第3党は...と想像してみるとそれはそれで面白かった。 投票者のコアターゲットはあくまで投票率の高い高齢者であろうものの、webサイトとなると若年〜中年層の接触機会が多いと考えているのか各党様々な情報の見せ方をしている。 新聞やTVなどのオールドメディア、街宣活動は高齢者向け。webは若年〜中年向けというメディア戦略なのかもしれない。 なお、最後に11月に大統領選を控えたアメリカの民主党と共和党のサイトも見てみた。インタラクティブなコンテンツがあったり支援金の受付が各ページ固定であったり、そして何より対立候補者のネガティブキャンペーンがメインだったりと日本とは全く違っていた。 日本の関心度や成熟度を考えると、いかに興味を持ってもらうか?好感を持たせるか?ということに尽きるのだと改めて感じた。 自由民主党 PC/SP/タブレットとレスポンシブ対応しており最も今風のつくりだなぁという印象。コンテンツも与党としての成果をわかりやすく伝えるインフォグラフィクスを用いるなど工夫されている。

民進党 こちらもレスポンシブを採用。「2/3をとらせない」というメッセージが明確で「よくわかんないけどとりあえず改憲は反対」と言った層をきちんと取りにいっている印象。動画のインフォグラフィクスも活用している他、候補者のtweetをまとめるなどしている。

公明党 自民・民進に比べるとややトーンダウン。ファーストビューのスライドが縦横混在しているのはなぜ..?「父はロックンローラー」という動画コンテンツは18歳前後の世代に向けられたもののよう。

日本共産党 再び最近のつくりに。「参院選どうする?おさえておくべき事実はコレ論戦まとめサイト」というコンテンツがtweetをまとめたキュレーションメディアのような体裁で若年層に少しでも興味を持ってもらおう!という姿勢が伝わってくる。

おおさか維新の会 シンプルでわかりやすい構成。古→新へというコンセプトがうまくサイトにも反映されている。コンテンツも「ブラックジャックによろしく」とタイアップした動画を用いるなど工夫されている。

社会民主党 SP非対応。最低限の情報を..といった印象。 動画のつくりなどコンテンツから察するにあまり若年層は意識していない様子。

生活の党と山本太郎となかまたち こちらもテキスト中心のやや古風なつくりになっている。 TOPカラムに小沢代表が三宅洋平さんの応援演説に駆けつけた動画が掲載されており印象的。

以上が日本国内。ついでにアメリカの2党も見てみたい。 民主党 グローバルバナーに対立候補である「TRUMP」というタブが!! 開いてみるとトランプには投票しない理由を選択するコンテンツが。結果はグラフィック化できSNSでシェアできるという仕組み。 右肩に「DONATE」という支援金受付のバナーが常時設置されているところが逆にオープンでいいなと感じた。

共和党 ファーストビューに飛び込んでくるのが「HILLARY CLINTON'S TOP FIVE EMAIL LIES」というバナー。開くと"ヒラリーのあからさまなウソ"という動画が流れる。対立候補者の肖像まで使ってネガティブキャンペーンをはるといったところがさすがアメリカ。

※画像は各政党HPより

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