バンクシーと日本の報道


2/25 banksy filmからドロップされた映像が話題になっている。

映像の概要はバンクシーがパレスチナ人自治区のガザにて新作を披露するというものだ。

作品の内容やその反響については既に各所で語られているので、

ここではそれが日本でどう報道されているのかをみてみたい。

覆面アーティスト「バンクシー」ガザ地区に出現.png

(Source : 覆面アーティスト「バンクシー」ガザ地区に出現/テレ朝news

まず、国内において比較的早いタイミングでこのニュースを取り上げたのが

Gigazine(2/27 12:37)次いで、The Huffington Post UK(2/27 19:02)だった。

CNNや本国のBBCについては、動画公開翌日の26日には既に記事が掲出されていたせいか、

国内でもアート系やサブカル・ファッション系メディアのみでなく、

幅広いメディアでバンクシーの行いが紹介されている。

国際情勢を切り取った社会的なメッセージが強いこともあり、

国内においても、TVや通信社などのオールドメディアでも報道されている。

以下が主要な露出だ。

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<TV> 

 2/28(土) ANNニュース&スポーツ

 3/02(月) スーパーJチャンネル

 3/03(火) ワイド!スクランブル

 3/04(水) グッド!モーニング

 ※全てテレビ朝日

<新聞>

 2/28(土) 時事通信

 → 静岡新聞他、いくつかのローカル紙でも掲載

 → TBSニュース(WEB)にも拾われている

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興味深いのはテレビ朝日が日をまたいでまでして複数回報じていることだ。

最初は10~20秒程度のストレートニュースだったが、

グッド!モーニングでは50秒近くと放映尺も伸びている。

最近のトレンドとしてWEBで話題になったトピックスが

TVで紹介されるという流れもあるが… どうなのだろうか?

めざましテレビあたりが動かなかったところをみると

まだそこまでのムーブメントにはなっていないのかもしれない。

いずれにせよ、トレインBOMBなどヴァンダルによる社会面記事でなく、

アーティストの意向も汲み取られた露出というのはこと日本ではまだ珍しい。

余談だが、今年1月にフランスで「シャルリエブド」本社襲撃事件に対する大規模なデモがあったが、広場を俯瞰で撮影している画にJRの作品が映り込んでいた。

日本の報道機関は視聴者のニーズが高いこともあり、

同じニュースを繰返し報道する傾向が海外に比べると強いが、

こういったアーティストの視点を借りることで、

追っかけ報道にもまた一つ深みを得ることができるのかもしれない。

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(Source : 仏史上最大のデモに 全土で370万人参加/共同通信